子どもを全く叱らずに、育てている人に私は出会ったことがありません。
我が子が大切であればあるほど、
小さな「間違い」にも目がいってしまうものです。
自分の子どもを、喜んで叱る人なんでいません。
しかし、叱り方を間違えると、子どもの成長に思わぬ影響が出てしまう可能性があります。
🟨 この記事を読むと
- ポイントを押さえた、子どもの叱り方が分かる
- 子どもが前向きに育つための方法が分かる
子どもにイライラしてしまう
親も感情を持つ人間です。
子どもが失敗を繰り返す、言うことを聞かない
そんな場面に直面すると、感情的になってしまうことがあります。
「感情的に怒ってはいけない」
頭では分かっていても、どうすることもできない時はあります。
🟨 イライラするのは、子どもと向き合っているから
「こうあってほしい」と思うほど、
思い通りに行かなかった時に、苛立ちを覚えます。
それと同時に、それだけ一生懸命、子どもと向き合っているということです。
いい加減に接していては、腹は立ちません。
🟨 子どもは、良くも悪くも回復する
「あれだけ怒ったのに、また同じことしてる!」を経験するように、
子どもは、時間の経過とともに大抵のことは忘れてしまいます。
親が感情的になった場合でも、多少のことでは
取り返しのつかない状況にはなりません。
「こういう理由で怒ったんだよ。でも怒りすぎたね、ごめんね」
そんな場合は、落ち着いたタイミングでフォローすることを忘れずに、
さらに、理由も一緒に伝えることが重要です。
思い通りにならないのは、育て方のせい!?
「〜できないのは、育て方が悪いせいだ…」
頭を抱えてしまうことがあるかもしれません。
🟨 子どもは生まれ持った特性がある
同じ育て方をしても、兄弟で全く異なる部分があるはずです。
先天的に備わった、その子の特性には、
親の育て方では、どうすることもできない部分があります。
この記事を読んでいる段階で、あなたは十分に育児に向き合っていると言えます。
子どもに完璧を求めても、親が潰れるだけです。
🟨 長所と言える特性を伸ばす
子育ては、できないことに目が向きがちです。
視点を変えれば、我が子の長所はいくらでも見つかるはずです。
できないことは、「今は“まだ”できないだけ」と、少し様子を見てみることも必要です。
叱る時は目を見て、短い言葉で!
まずは、子どもの動きを止めることから始めます。
はしゃいでいたり、何かに夢中な時には、
親の言葉は子どもに届きません。
- 叱っていることが、ちゃんと「伝わる」ようにする
- 感情的な叱り方は、内容が伝わらない
通常のトーンで話して伝わるように、子どもを止めて、ゆっくり話すことがポイントです。
「行為」を叱ること!
叱るのは、その「行為」をやめさせたいからです。
「〇〇な子だ!」などと、人格を否定するような表現は避けるべきです。
🟨 「これはダメ!」から「〜だから、〜してね」に変えてみる
「理由」を説明して叱ることがポイントです。
子どもでも、理解すれば、次から注意できるようになります。
大人だって、理由もなしに「ダメだ!」では、
納得できないし、注意のしようがありません。
成長してきたら、行動を具体的に示すのではなく、
「どうしたい?」「どうやったらできそう?」
と、本人に考えさせることも効果的です。
叱る時の主語は「私」で!
大人のコミュニケーションでも、「アイメッセージ(I message)」が効果的です。
「あなたは〜だ」より、「私は〜だから、あなたに〜してほしい」
という表現の方が、相手にしっかりと届きます。
「(子どもが)そんなことしたら、私は悲しい」
の方が、相手の行動変容を促すことが期待できます。
繰り返す失敗は、淡々と叱る!
どんなに一生懸命、子育てをしても
「子どもは同じ失敗を繰り返す」ものです。
一度言えば覚えるものと親が 勝手に 期待しているだけです。
繰り返す問題には、その度に同じ注意をするしかない
「私の教育が悪いのかな」「私の注意がまだ足りないのかな」ではありません。
子どもが、“そういうもの“だからです。
- 衝撃的な怒り方をすると、子どもの記憶には残るが、人格に影響が出る可能性がある
- 「行為」を注意するようにはならず、大人の顔色を伺うようになる
叱る時に、必ず添える言葉
「〜したかったんだね」といった
子どもの気持ちに理解を示すことです。
🟨 「気持ち」と「行動」を区別して捉える
子どもの気持ちは受け止めつつ、
「〜した」という「行動」は良くないもの、として伝えます。
子どもは、自分の気持ちを理解してもらえたことで、
行動に対する注意を受け入れやすくなります。
結局は、子どもにまっすぐ育ってほしい
親が子どもを叱るのは、
その子に「真っ直ぐに育ってほしいから」です。
間違えたことを反省し、正しくあってほしい、と願うからではないでしょうか。
叱り方のポイントは、「自己肯定感」を下げずに、行為を反省できること
🟨 自己肯定感を高めるシンプルな方法
- スキンシップをたくさんとる
- 一緒に遊ぶ/絵本をたくさん読む
- 話を聞き、リアクションをとる
- 泣いた時は、抱きしめる
- 「あなたがいてくれて嬉しい」と、存在を褒める
間違った時には、その理由を子どもに理解させることが大切です。
適切な方法で叱ることで、子どもは「前向きに逞しく」成長していきます。
子育て中は、悩みが尽きませんが、一緒に頑張っていきましょう。
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